より速く、より力強く、より正確に、プレーするために…
サッカーを直接教えずに、サッカーを上達させる、そんなことにトライしています。
皆さんには以下のような悩みがありませんか?
● なぜ届かないボールにジャンプするのだろう
● なぜしっかり足を振りぬけないのだろう
● なぜボールが過ぎた後に足が出るのだろう
● なぜ切り返しについていけないのだろう
● なぜそこで上がっていってしまうのだろう
● なぜ体の向きが直らないのだろう
…
我々は、次の 3 つに課題があると考えています。
1. 基本動作
2. 基本運動
3. 判断能力
これら3つの要素がうまく連動することで、からだを自分の思うように動かすことができるようになり、結果的にサッカーの技術も向上すると考えています。逆に言えば、これら3つの要素が連動しない状態では、サッカーの技術は向上しません。
具体例で考えてみましょう。
例えば、
下がりながらヘディングができない
という課題に対して、多くのサッカーチームと FAAJ のアプローチの違いを考えてみます。
多くのサッカーチームはサッカー中心のトレーニングとなりますので、練習で以下のようなアプローチを取られるのではないでしょうか。
● サッカーボールを使い、下がりながらヘディングをする練習
● サッカーボールを使い、その場でヘディングの練習、その後下がりながら。。。
● サッカーボールを使い。。。
このように、サッカーの実際の場面に近い状況を再現させながら、練習メニューを考えることが多いと思います。
これはこれで大事な練習メニューなので、問題があるわけではありません。
FAAJ では、違ったアプローチでこの課題に取り組みます。
● まずゴムボールを使ってヘディングの練習をします
ボールに対する恐怖心で、ヘディングが苦手な子供もいます。恐怖心をやわらげ、ボールを正しい場所に当てる、という基本動作を確実に実施できるようにします。
● ボールをいろんな場所に投げてキャッチする練習をします
最近のこどもたちは野球をしてもフライを取ることができません。これは時間的、空間的検知力が低いためです。そもそも、ボールがどこに落下してくるか?がわからなければ、フライを取ることも、ヘディングをすることもできません。この基本動作を確実に実施できるようにします。
● 背走しながらゴムボールを肩に当てる練習をします
背走しながら半身になる、というのは複数の基本動作の組み合わせによる基本運動です。
下がりながらのヘディングは、
・ 背走する
・ 半身になる
・ 落下点を読む
・ ジャンプする(しない場合もありますが)
・ ボールを正しい場所に当てる
という複数の基本動作を組み合わせて実施する必要がありますが、これをすべて一気に実現するのは、できないこどもに取っては難易度の高い作業です。まず、その中の最低限の組み合わせから実施できるようにし、徐々に基本動作の組み合わせを増やすことで、円滑な基本運動を実現できるようにします。
これらはどちらが良い、悪い、という話ではありません。
我々は、もしかしたらサッカーチームが見落としているかもしれないアプローチを提供しているにすぎません。
我々の提供するメニューだけに着目すると、実は体操スクールや、運動改善スクールなどと同じように見えます。
しかし、我々の背景には常に「サッカー」が存在します。
すべてのトレーニングが、サッカーのどのプレーに繋がるのか、をこども達に提示することで、こども達は、そのトレーニングの効果をイメージすることが可能になります。これはトレーニングの効果を得るうえでとても大切なことです。ジュニア世代のこども達に、「臨機応変」を求めるのは酷な時があります。より「サッカー」に直結させられるのが、我々のメリットでもあると思っています。
最近のコメント